10年後の自分を想像できますか?②キャッシュフロー表を作ろう

10年後の自分を想像してみましょう。

今と同じ生活水準を保てているでしょうか。
今と同じように軽やかに走っているでしょうか。

「そんな先のことはわからないわ。」

「今充実しているからなんとかなっているでしょ?」

と、いろいろだと思います。

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ライフプランを立てよう

人生いろいろ。
この先を考えたら「〇年ごとにマイカーを買い替えたい」
「毎年海外旅行をしたい」など、いろんな希望が出てきます。

誰もみな、自分にとって充実した生活をおくりたいと願います。
それを実際に考えてみるのが人生設計、ライフプランです。

10年前の自分ならば、
「10年後?まだ50代だから大丈夫でしょう。元気でいるでしょう。」
と言えたかもしれません。「海外旅行したいな」「〇〇を購入したいな」と
楽しいことばかり考えられていたかもしれません。

アラフィフを迎えた現在。
10年後も変わらず元気で働いている!とハッキリという自信はあるでしょうか。

更に10年後に、同じように10年先の自分が想像できるでしょうか。

この先5年、10年と歩む中で、
もしも病気になったら?もしも定年まで働けなくなったら?
なんらかの事情で自立できなくなっていたら?

と、不安なことも先に思い浮かんでしまいます。
ライフプランを立てる上でも、やはり老後の資金のことが先に浮かんでくるのではないでしょうか。

キャッシュフロー表を作ってみよう

将来の生活に関わる収入と支出のバランスを知ることはとても大切です。
そのために、キャッシュフロー表を作ってみませんか。

20年、30年、50年と長期の予定を書き込んで、
予想される収入、支出(生活費、保険料、住宅関連費、イベントなど)を数字で書き込んでいくと、いろいろなものが見えてきます。

貯蓄1000万円、退職一時金1000万円、60歳でリタイアした場合のキャッシュフローの一例です。(単位:万円)

59歳 60歳 61歳 62歳 63歳 64歳 65歳 66歳 67歳
収入合計 1000 0 0 0 0 240 240 240
支出合計 380 380 380 260 260 260 260 260
収支差額 620 -380 -380 -260 -260 -20 -20 -20
貯蓄残高 1000 1620 1240 860 600 340 320 300 280

60歳から年金受給開始の65歳までは、収入がないので、退職一時金と貯蓄で生活をしています。

上記の例で、62歳で住宅ローンを返済し終わったとすると、支出は減少しますが年金受給までの数年はまだ収入はないので貯蓄残高も大きく減少するままですね。

年金受給が始まっても、平均的な支出合計の方が収入を上回るために、その不足分は貯蓄でまかないます。

他の収入がないまま、このペースでいくと、十数年後には貯蓄がゼロになる計算ですね。

ここで紹介した表は、年金受給開始の年齢くらいまでですが、
この先10年、20年後までを予想して書き込んでみます。

子どもの結婚・出産、孫の進学・結婚、住宅の建て直し、車の買い替え、海外旅行など家族の予定なども大まかに取り入れて書き込んでいきます。

自分なりのキャッシュフロー表を作成してみると、
老後のお金の流れが見えてくるので、リタイアした後の生活設計を考えるときに参考になると思います。

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