内閣府が平成25年に実施した「高齢者の地域社会への参加に関する意識調査」
があります。
60歳以上の男女3,000人に聞き、1,999人からの回答の結果だそうです。
この中で
「あなたは、現在、どの程度生きがい(喜びや楽しみ)を感じていますか」
という質問に対して、総数では
「十分感じている」が 38.5%、
「多少感じている」が 40.7%で、
「十分感じている」と「多少感じている」を合わせた「感じている(計)」は 79.2%。
「あまり感じていない」が 16.4%、
「まったく感じていない」が 3.9%で、
「あまり感じていない」と「まったく感じていない」を合わせた
「感じていない(計)」は 20.3%となった。
という結果が紹介されています。
こんにちは、うさです。
お読みいただきありがとうございます。
あなたには生きがいがありますか?
と聞かれると、とっさに答えに困ってしまう人も少なくないでしょう。
また、十人十色、いろんな答えが出てくることでしょう。
(私のいきがいは…趣味と猫です!)
生きがいってなんだろう
生きがいとは、生きていく甲斐がある、ということです。
コトバンクによると
人生の意味や価値など,人の生を鼓舞し,その人の生を根拠づけるものを広く指す。〈生きていく上でのはりあい〉といった消極的な生きがいから,〈人生いかに生くべきか〉といった根源的な問いへの〈解〉としてのより積極的な生きがいに至るまで,広がりがある。
とあります。
「生きててよかった」、「この世に生まれて、この人生を生きてこられてよかった」という
生きるに値するものや、生きていく上でのはりあいや喜びのことでしょう。
それが仕事であったり、趣味であったり、好きなものであったり…
人によって違うものですよね。
先の調査によると、約80%の人が
なんらかの「生きがいがある」人生をおくっています。
同じ人生をおくるならば、喜びや楽しみを持って日々過ごしたいものです。
高齢者の生きがいって
「仕事が生きがい」のサラリーマンが、
定年退職したあと「何をして過ごそうか…」と途方にくれるとか
「子育てが生きがい」だった人が、
子どもが巣立ったあと「生きがいがなくなった…」と感じるとか
こんな話を聞いたことはありませんか。
ひとつの生きがいがなくなったら、それで終わりなのでしょうか。
「仕事」や「子育て」
その時点での生活の大部分を占めるものが
生きがいと感じられるものだったのです。
「〇〇のために仕事をがんばろう!」
「子どもの成長が楽しみ!」
といった生活のはりあいがあるから、頑張ってきた日々。
生きがいとは、生活に密着したもので、
そのときが過ぎれば消えていくものなのでしょうか。
「来月旅行にいくから、それまで体調を管理しよう」
と思うことも、ある意味「生きがい」といえるでしょう。
「子育てが終わったら、次は孫のために元気で過ごそう」
と思うことも、新しい「生きがい」になるでしょう。
生きがいを見つけよう
生きがいとは、ひとつだけではなく、変わってもよいものです。
なくなれば次を見つけだせばよいものです。
私の場合、趣味が副業になっていて「仕事と趣味が生きがい」
ともいえる日々を過ごせています。
そこに更に最近では「グランドゴルフ」の趣味が加わり、
親世代の方々との交流が生きがいのひとつとなりました。
なんとかして若さだけじゃなく技術アップを極めてやるっ!と
意外とムキになっています。
「生きがい」っていくつあってもいいんじゃない?
「アタシの生きがいは、母ちゃんがちゃんと起きてくるか毎日確認してやることだにゃ。
ごはんを入れ忘れて出ていくことがないかチェックしておくのも生きがいかにゃ。毎日笑わせてくれるから、母ちゃんと過ごすのがアタシの生きがいなんだにゃ。」