こんにちは、うさです。
お読みいただきありがとうございます。
79歳の母が、ただいまくも膜下出血で闘病中です。
卵巣腫瘍を摘出するために入院し、手術は無事成功したのですが、
その夜、血圧急上昇のためにくも膜下出血を引き起こしました。
入院中のできごとで、すぐに対処して頂き一命はとりとめました。
くも膜下出血の闘病記は別記事にして紹介させていただきます。
まずは…卵巣腫瘍のお話です。
Contents
私よりも細かった母
振り返ること十数年。
私は結婚して実家を離れましたが、車で数十分の実家へは度々訪れていました。
母は、昔から健康には自信があったようです。(病院に行かなかっただけともいいます)
よく働き、よく食べ、よく飲み、その割には私よりもスリムでした。
昔はね。昔は…。
年とともに体型が変わるのは自然の流れというものでしょう。
ワハハハハハハハ…。
そして数年後。
足に負担がかかったり、メタボになるわよ?
歩くのは近所のスーパーに買い物に行く程度。
脂肪を燃焼させるサプリメントを飲んだりもしていたようです。
母のポッコリお腹は、年々大きくなっていくのです。
「臨月の腹だねー。立派なビール腹!」とみんなで笑っていたものです。
足が痛む程度で、他には何も気になるところはなかったようです。
異常なまでのポッコリお腹を除いては…。
毎日一緒にいる父も、時々見る私も、徐々に大きくなったとはいえ
お腹だけ出てきたことを「おかしい!」とは思わなかったのです。
その頃に受診させていたら…とは思いますが、そうとは思わなかったのです。
頭痛持ちだった母
私も片頭痛持ちですが、これは母の体質を受け継いだものだと思っています。
母も同様に、昔から「頭が痛い…」と時々言っていました。
長く続くものではなく、市販の薬や処方された薬で対処していました。
たまに寝込むほど数日続くこともあったようです。
これは後になって知ったのですが…。
お腹ポッコリだから血流が悪いんじゃない?
私はこう思っていました。(今思えば冷酷な娘です)
ポッコリお腹がすくすく育って15年位経ったとき、
高齢でもあるし、ますます運動をしなくなってきました。
足のむくみもあるようでした。
頭痛が出るのもそのせいかもしれないよ?
今となってははっきり分かりませんが、
昔からの頭痛は、片頭痛や緊張型頭痛などで、今回のくも膜下出血とは
直接関係はなかったのかもしれません。
ただひとつ言えるのは…
母も昔から貧血気味ではありましたが、血圧は高かったのです。
突然の激しい頭痛で救急搬送される!
新年を迎えてまもなく、母から電話がかかりました。
「頭が痛くて動けないから救急車呼んで!!!」
とにかく駆けつけ、
激痛で歩けない、実は数日前から動けなかった、
食べれなかったという様子を聞いて、
病院に連れて行くにも(ポッコリお腹が重くて)私一人では無理です。
救急搬送していただきました。
上半身のCTに写ったものは腫瘍だった
病院に着いた時に、頭痛と一緒に訴えたのは腰痛でした。
「背中も割れるように痛い!」というので、頭部のCTとともに
医師が気になるという腹部のCTも撮りました。
「腹部の腫れが気になって…肝臓ではないかと…」ということで。
そこで見つかったのは
ビール腹の脂肪ではなく、肝臓の腫れでもなく、
卵巣腫瘍でした。しかもかなり巨大な。
「婦人科のある総合病院を紹介しますので、明日にでも行ってみてください。」
ということで、頭痛が落ち着いた時に、一旦帰りました。
頭痛で救急搬送されたのですが、この頭痛もそのためなのか?
なんなんだ?という疑問は
その時点では後回しになり、婦人科のある総合病院へと転院しました。
40センチの巨大卵巣腫瘍摘出へ
婦人科受診の結果、
縦40㎝位 横30㎝位 厚さ15㎝位の立派なビールの塊…
いや違いますね、巨大な卵巣腫瘍と分かりました。
余談ですが、この診断のためにMRIを受けるとき、
婦人科のドクターがMRIを予約する院内電話でのやりとり…。
「79歳女性、卵巣脳腫の疑い。
…え?大きさ?…そうか…入るかなぁ…。巨大です。」
思わず笑ってしまいました。
MRIの機械の中に入るのか心配されたのです。それほど巨大だったようです。
「なんとかしますから…」と言われました。
(何とかって??(笑))
診断の結果、間違いなく「卵巣腫瘍」と診断されました。かなり巨大。
数日食事をしていないので、即入院して、
栄養管理をしながら手術日を待つことになります。
この間も、頭痛はかなりひどかったようです。
(この下に診断画像を貼りますが、ご覧になりたくない方はそっと次の項目へ飛んでくださいね)
母にとって初めての入院と手術
79歳まで母は、お産以外で入院も手術もした経験がありません。
てきぱきと入院手続きや必要なものの準備をする私に、
「あんたは入院慣れしてるのか?」と聞きました。
慣れていません!!
過去に私は子宮頸がんの円錐切除術や、その後は子宮筋腫で全摘で
入院・手術をしています。
たしかに、その経験から、
これから母が体験するであろう痛みの予想はできます。
痛みの逃し方の助言はできるかもしれません。
でも入院や手術、痛みは人それぞれです。がんばれ母よ。
この日から、母のわがままな(頑固な?)闘病が始まりました。