【終活】親にもエンディングノートを書いてほしいな②親の代わりに書く

うさ
お母さん、年末調整の時期だから私の保険の証明書ある?(母は私の名義でも保険を掛けてくれている)

うさ母
届いてるよ。持ってお帰り!

うさ
お母さんは保険たくさん掛けてるんだっけ?

うさ母
そんなにないけど。(なんだい?この娘は私の死後の心配かい?)

うさ
もしもの時のために、医療保険がどこにあるのか位は教えておいてね!申請しないともらえないんだからね。

うさ母
そうね。きちんとまとめておくよ。

こんにちは、うさです。
お読みいただきありがとうございます。

前回は失敗(?)したので、
エンディングノートを持って再び母のもとを訪れました。

前回の失敗はこちら👉「【終活】親にもエンディングノートを書いてほしいな①」

トラ猫ふて寝

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書きたい気持ちはあるんだけど…

親が高齢になると心配ごとは増えます。

高齢の母は一人暮らしです。

ガスの始末は大丈夫だろうか…
戸締りは…、外出先で急に体調を悪くしたりしていないだろうか…

振り込め詐欺とかに引っ掛かったりしていないだろうな…
必要以上にお金を持って買い物に行ったりしないでよね…

などなど。
こんな不安もあって度々訪れるようにしたのです。

年末調整で必要な保険書類をもらいに母のもとを訪ねました。
その流れで(うまく)保険の話をしていたら、

自分が加入している保険を見直してみようと思ったようです。
(やった!)

もしも入院などした場合に、お金のことはなんとかなりますが、
保険の請求に関しては、知らなければ何もできません。

うさ
お母さん、加入している保険をノートにメモしてもいい?

うさ母
ふーん…この前のエンディングノートってやつね?そんな項目もあるんだねー。でも…。これに書くと全部わかってしまうわよね?誰かが見るかもしれないわよね。

うさ
(やっぱり、中を見てもいないんだな…ま、いいか。) 詳しくなくてもいいから保険の種類とか会社とかを書いておこうよ。証書等の場所は書かなくても教えておいてくれればいいからね。

話していて気づいたのですが、エンディングノートを
書きたい気持ちはあるのだけれど

「自分の財産や自分のことが第三者、知らない人にも見られるかもしれない心配」
も大きいようです。

本来もしもの時に、
家族などが見て分かるようにするためのエンディングノートではありますが、

元気な時にこんな不安を持つこともありえますね。

何のために、どの程度の内容をエンディングノートに書けばよいのかを

じっくり説明することから始まりました。

資産のことや詳しく書きたくないことは別紙に書いて、別の場所に保管

しておけばいいことを伝えました。

エンディングノートとは、もしもの時のためにはなるのですが、

それよりも
今までを振り返ったりしながら、これからも元気で過ごそう!
〇〇しよう!と思うきっかけになるんですよ、お母さん。

とはいえ、保険などの資産のことは、家族に伝えておかなければ分からないことだから、
せっかくなのでエンディングノートを活用してほしいなと思うんですよ、お母さん。

「書くこと」がおっくうなのよね…

うさ母
ここに書き込んだらいいのね?どれどれ…

うさ
保険会社や保険の種類ね。他にも健康状態や介護の希望とかの項目もあるんだけど、書きやすいところから書いてみたら?(あくまでもサラリと)

うさ母
…うーん…文字は大きくて書きやすそうなんだけど、すぐに目がチカチカしてくるのよね。最近はだんだん本も読みたくなくなってきたし…。役所の書類等も書かなければいけないのに億劫なんだよねー。

そうなんだ。

老眼が進んだり、長時間座っていることが疲れるようになったり、
加齢による体の変化で、
「書く」という作業が億劫になっていると言います。

そうなのか。

書こうという気持ちはあるんだ。ならば…

聞き取りながら、親の代わりに書き込む

母に聞きながら私が書き込むことにしました。

「かかりつけの病院名や健康保険証などの項目」
「保険に関する項目」
「介護への希望などの項目」
「年金に関する項目」
など、事務的に書き込む項目は聞き取りながら書きました。

うさ
お母さんの名前の由来ってなぁに?

うさ母
そんなのもあるの?そういえば聞いたことがあったかしらねー?もっとお婆ちゃんたちに聞いておけばよかったわねー。(しみじみ)

うさ
他にも両親・家族との思い出などのページもあるんだよ。

うさ母
おじいちゃんたちは戦争中や原爆で苦労した時代の人だったからねぇ。

うさ
おじいちゃんたち、昔はよく原爆の話をしてくれてたよねー。伝えていって残さなくちゃね。モグモグ…。

うさ母
そうだね。そのページは書いてみるわ。…ん?あんた、さっきから何食べてんの?

おやつを食べたあと、

一緒に夕食をとる間も、昔の話に花が咲きました。

私自身のエンディングノートのページも埋める材料を得た一日でした。

親世代のエンディングノートへの思いは、
「よいものとは理解している。書きたいとも思う。けれど
書き始めるきっかけがない。書きたいけれど億劫、書けない、疲れる」

などがあるのかもしれません。

ならば、代わりに書けばよいのです。

聞き取りながら書けばよいのです。

親子の対話の時間も増えて、

おなかも一杯になって温かい気持ちで帰路につきました。

続いてこちらもどうぞ

👉【終活】親にもエンディングノートを書いてほしいな③親子で一緒に書く