介護が必要になったときに
どうしてほしいか、誰に介護してほしいか、決めていますか?
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介護は子どもや嫁がやってくれるものだ
介護や介護施設の準備は、必要になったときに
子どもや嫁がやってくれるはずだ…と考えていませんか?
実際にその時になったら、家族の手を借りることにはなるでしょう。
家族も手を貸すことでしょう。
しかし、自分の希望する介護を得られるとは限りません。
介護疲れなどが原因でトラブルが起きるなどという話も少なくはありません。
費用の問題もあります。
思っているだけじゃダメ
家族がなんとかしてくれるはず
と思っているだけでは、自分が希望する介護はしてもらえません。
私の親がもしも「自宅で娘に」と思っていたとしても、実際にその時になったら私は、さっさと施設に入れて滅多に面会にも行かないかもしれませんよ(笑)
(そんなことはありませんよー、おかあさーん!)
どこで…自宅なのか施設なのか
だれに…家族なのか施設なのか
どのくらいのサービスを利用したいのか
金銭的な負担はどのようにするか
事前にいろんな情報を得て、自分の希望する介護の方法をみつけておきましょう。
そしてその意思を伝えておきましょう。
親にはできる限りの介護をしてあげたい
子どもの立場でみると、親にはできるだけ希望に沿った介護をしたいと思っています。
「私たちに気をつかって我慢しているのでは?」
「もっとワガママ言ってもいいのに…」
「とはいえ、これくらい自分でできるだろうに…介護と甘えは違うんだぞ(笑)」
と思いながらも。
現実問題として、介護期間が長くなればなるほど、金銭的に負担が大きくなっていきます。
親の財産を把握しておくこと
介護費用をなんの問題もなく、どれだけかかろうが構わずポンと出せるならば別として、
いいえ、構わず出せるとしても、
子どもが親の介護をする場合、その費用をどうするのかをきちんと決めておくべきです。
あとあとのトラブルを避けるためにも
基本的には「親の介護費用は、親の財産・親の年金から捻出」することと考え、
不足分を誰がどう出すのかを検討すればよいのではと思います。
親の介護費用まで家計から無理だわ…と思っていたら、羽振りの良い兄が
「俺が全部出すからいいよ」と言ったので、その時は軽くお願いした。
親の死後に「俺は介護費用出したんだからな」と相続の時に揉めた。という例もあります。
親の財産の情報を共有して、親子で介護の希望を伝えあっておきましょう。