【終活】桂歌丸さんに思う「自分らしく生きる」こと

先日、落語家の桂歌丸さんが81年の人生に幕を下ろされました。

50年にわたり人気番組「笑点」に関わられていましたが、

2014年に閉塞性肺疾患と肋骨骨折、翌年にはインフルエンザと腸閉塞などで入退院を繰り返されていたそうです。

闘病と体力の面から、「笑点」の司会を降りられた時の記憶もまだ新しいですね。

2018年7月2日、慢性閉塞性肺疾患のため、横浜市内の病院で死去されました。

ベンチの老夫婦

こんにちは、うさです。
お読みいただきありがとうございます。

子どものころから、日曜日の夕方は家族みんなで「笑点」を観るのが楽しみでした。
もちろん今でも毎週楽しく観ています。

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笑点司会引退の際の歌丸さんの言葉より

歌丸さんが、病気のために、長寿番組「笑点」の司会の引退、
さらには落語家の引退をしようとされていたことを語られていたものを読みました。

かみさんには普段は相談なんかしないのですが、去年の6月、腸閉塞で入院しているときに

「引退してもいいか?」って聞いたことがあります。
そうしたら「いいわよ」と。

「でも引退した後、お父さん何やるの?」って言うんです。
確かにそう。わたしには落語以外に何も出来ません。

「お父さんは落語家なんだから、声が出ないのであればしょうがないけれど、人一倍大きな声は出るんだから、寄席で落語をやればいいじゃない。

それが生き甲斐になるんじゃないの」って。
言われてみてハッと気がつきました。

           (文藝春秋2016年7月号のインタビュー記事より抜粋)



番組の司会は引退したけれど、落語家という仕事まで辞める必要はないと気付かれ、
それからは、さらに噺家としてより一層精進なされたそうです。

わたしの原動力となっているのは、落語家という“役目”です。
落語家ですもの。落語以外何をやるんです? 何もないじゃないですか。

だからこれからも落語家としての責任を果たしていかなくちゃいけない。
先人の師匠たちは、もの凄いものを残してくれています。

今度はわたしたちの世代が残していく番です。
そうすれば何十年か後に、いまの若い世代の噺家さんたちが、
わたしの噺を土台にして、自分なりに変えて新たなものを生み出してくれるかもしれません。

            (文藝春秋2016年7月号のインタビュー記事より抜粋)

「生涯現役」と、ご自身でもおっしゃっていましたね。
生涯現役っていい言葉だなぁ…と思います。

自分らしく生きること

桜と老夫婦

「人生の終焉を考えることを通じて、自分を見つめ、

今をよりよく自分らしく生きる活動のこと。」

これを終活といいます。

終わり方を決めるのではなく、
今までの自分を振り返って、自分自身のできることを見つめて

今からを自分らしく生きること、それが終活です。

歌丸さんの最期のニュースを見て聞いて読んで、

私は最期の瞬間まで「自分らしく生きたぞー!」と、
胸を張って言えるかな…

と、考えさせられたひとときでした。

あなたは今から、どのように「自分らしく」生きますか?