【終活】高齢の親にも終活をすすめたいけれど・・・

終活とは、今までの自分を振り返って、
これからの人生を自分らしく生きる活動のこと。

人生の棚卸ともいえる終活ですが、
若いうちから始められるならば

できることから少しずつでも
始めておきたいものです。

では、終活の必要性を自分の親にも伝えたいな・・・
と思った時に、
あなたはどう伝えますか?

老夫婦カウンセリング中

こんにちは。うさです。
お読みいただきありがとうございます。

終活の背景や必要性について以前にお話ししてきました。

きっかけがあれば早くにでも始めておくことがよい終活ですが、

自分の親にもすすめたいと思ったことはありませんか?

私たち世代でも
「まだ早いし、死後のことなんて・・」と抵抗があったのですから、

親世代にとっては、耳慣れない「終活」に対して、

「死んだ後のことなんて考えたくないわ」

「そんなのはあなたたちが考えてくれれば」

と、頭の片隅で分かっていながらも
身近なこととしては拒否されてしまうのではないでしょうか。

さて、どうやって伝えましょうかね。

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Contents

親世代は終活に関心はないの?

今では、テレビや書籍で
「終活」という言葉を目にする機会は増えています。

知っているけど、聞いたことはあるけれどきっかけがないだけかもしれません。

ある終活に関するアンケート(50代・60代男女対象)によると

あなたは“終活”を知っていますか?

という問いに対して

実際に、終活という言葉を
「知っていた」「聞いたことがある」と
回答した方は全体の約92%を占めています。

終活”について、家族で話したことはありますか?

という問いに対しては

「まだないが、いずれ話したい」が
約47%と最も多く、「ある」の約21%を上回っています。

やはり、知っているけれど、きっかけがないだけなのかもしれません。

親と葬儀のことを話していますか?

3年前、父が闘病生活をしていた間、

もしもの時のために漠然とした話を母とはしました。

普段は、葬儀に関する知識はあっても、実際に自分の親のこととなると、なかなか言い出せなかったのです。

もっとも、母は当時
「葬儀社勤務の娘がいるから大丈夫」
と思っていたに違いありません。

そして今・・・。
今度はあなたのことですよ、
お母さん(笑)

終活に関する催しや、冠婚葬祭互助会や、葬儀社の見学会など

イベントを見つけたらチャンスです!参加してみてください。

介護が必要になる前に話しておきたい

実際に、親と終活に取り組むときに
親が元気ならばまだきっかけは作りやすいものです。

もしも急に介護が必要となったりしたら、

「私の死期は近いのでは?」
「私を邪魔だと感じているの?」

などと、ますますきっかけが遠ざかります。

もしも介護が必要になった場合に備えて

「誰に(家族または専門家)」

「どこで(自宅または施設)」

「どのくらいの予算」

「どの程度までの介護」

など希望を聞いておきたいものです。

家族のこととして話してみよう

子どもの立場から、親の立場から
と一方的な立場から話すよりも、

家族の一員として
「もしも誰かに何かあった時のために」
と話すほうが、よいのではないでしょうか。

会話が進むにつれて、今まで知らなかったことが見えてくるかもしれません。

謙虚にはたらきかけよう

お互いのことを改めて知って、家族のこととして話しあえたとしても

子どもが親にできることは本当に少ないものです。

親子だからこそ、腹を割って話せないこと,そんなこともあるんです。

遠く離れて暮らしていたとすればなおさらですよね。

遠くの親戚より近くの他人・・・
もしかしたら、子どもより話せる存在が親の近くにあるのかもしれません。

ですが、万が一の時に親の葬儀を出すのは
身内がいるならば身内です。子どもがいるなら子どもです。

それまで生活してきた親の立場を尊重しながら、
少しずつでも希望を聞いてみましょう。

焦らず、ゆっくり時間をかけよう

たとえ親子であっても、
急に終活の話をされて、

次々と
「財産は?」「遺言書は?」「墓は?」
と聞かれても困ります。

いきなりエンディングノートを渡して
「書いてみない?」と言われても

自分の死期を意識して抵抗を感じます。

(ごめんなさい、私は母に突然渡しました)

なにかのきっかけで
終活の話をして、話が進まないならば

それはまだ親の意識が高まっていない
証拠だと思われます。

焦らず待ちましょう。
少しずつ対話の機会を増やしていきましょう。

特に、死後の話は、
親自身が切り出してくれるまで待ちましょう。

そのあいだ、
自分の終活しましょ!
知識と情報は集めましょ!

きっかけはいずれ訪れる

親子で終活について語り合うきっかけは
どうやったら作れるのでしょう。

試しに親のところに行って、
「終活のこと話さない?」って
切り出してみてください。

いやそれでは・・・
さっきまで↑書いてきた項目はなんだったんだ?
って話ですよね。

粘土の家族

・身近で死に直面したとき

・家族が集まったとき

・テレビや映画などで知ったとき

・セミナーなどの案内を見たとき

・家族や親せきの命日

・引っ越しを考えたとき

・災害などに遭ったとき、
またはニュースで見たとき

いろんなときに、
話しはじめるきっかけが
みつかるかもしれません。

きっかけが作れるかもしれません。

親子で、明るく終活ができるよう
願っています。

「親にもエンディングノートを書いてほしいなシリーズ」はこちらから
👉「【終活】親にもエンディングノートを書いてほしいな①親の老いを認める

粘土の家族

「母ちゃん、
仕事のためとはいえ

終活や葬儀社のパンフレットを山積みに部屋に置くのは
もはやインテリアにもなってねーぞ?
家族に捨てられる前に、少しだけにした方が効果あるんじゃニャいか?」