【終活】現代の供養②お墓事情

核家族や少子化が増える中で、
新しいスタイルのお墓や埋葬方法が出てきて
供養のスタイルも多様化しています。

昔からの家墓の他に、
永代供養墓や納骨堂、自然葬が増えてきました。

こんにちは。うさです。
お読みいただきありがとうございます。

供養は自分だけの問題ではありません。
子どもや承継者がいない、いるけれど遠方に住んでいる、家族間の宗派の違いはどうするか、などいろいろ考えることがあります。

今回は、供養のスタイルの特徴をみながら自分らしい供養のスタイルを見つけましょう。

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Contents

家族墓

先祖から引き継ぐお墓です。後継者がいなくなったら無縁仏として合祀されることが多いです。

家墓と個人墓

墓地に墓石を建てるもので、

家墓は、墓石に「○○家之墓」などと刻まれた墓のこと。
私たちがよく知る、一般的なお墓です。

お墓はもともと「家」を前提に成り立ってきたので、先祖代々、親から子へと受け継がれてきました。

同様に墓石を建てるけれど、家族と一緒ではなく個人ごとに眠る「個人墓」というものもあります。

また、墓石のかたちも和型のみならず洋風のものも出来て、いろいろな形があります。

納骨堂

建物の中に多くの遺骨を納めるタイプです。
納骨堂や霊堂と呼ばれ、一般的には寺院の敷地内に設置されています。

納めるスペースは、1スペースを一人で使うものや家族で共有できるものもあります。

形式にもいろいろあります。

個別の収納庫が並ぶロッカー式のもの、納骨スペースに仏壇と同様な装飾が施され
内部に本尊や焼香具など仏具が備わっている仏壇式のものもあります。

この他には、
参拝スペースに遺骨を納めた納骨箱が自動で運ばれてくる自動搬送式の納骨堂も今では多くなっています。

納骨堂の特徴は、
屋内にあるので、天候に左右されず参拝できます。

また、掃除や草むしりなどの手入れの必要がなく、立地条件も良い場所にあったり、冷暖房完備、エレベーターなどの設備も完備されているなど

お参りしやすい環境にあることも魅力のひとつとされています。

お墓に比べて、費用が安く抑えられることも利点です。

無宗教でも利用できる納骨堂もあります。

永代供養墓

永代供養墓・合葬墓

承継者のいらないお墓で、遺骨を骨箱から出して、複数の人と一緒に埋葬するものです。

寺院の中にあるものと、公営・民営の墓地にある墓があります。

遺骨は他人のものと混ざるので、改葬はできません。

樹木葬

法律で埋葬を許可された場所に遺骨を埋めて、樹木を墓標とする埋葬法です。

家族墓・個人墓と、永代供養の合葬墓があります。

自然を愛する人や、花や木に囲まれて眠りたいという人が選んでいるようです。

樹木葬は、海洋散骨と同様に、比較的安価であることと、お参りしやすい、または承継者がいなくても購入できると最近では人気のようです。

その他の供養方法

散骨

火葬した後の遺骨を細かく粉末状にして、海や山などにまく供養の方法です。

自分の死後は自然に還りたいという意思から、新たな供養スタイルとして人気上昇中のようです。

漫才師の故・横山やすしさんは、
競艇が大好きだったので、広島県の競艇場と宮島の近くに海洋散骨されました。

具体的には、
散骨を取り扱う業者に予約をして、遺骨を粉末状にしてから散骨をします。

チャーター便で一組の家族・親族で行くもの、
合同で乗船して散骨するもの、
代行委託して散骨してもらうもの、

と、目的によってさまざまです。

また、散骨した場所をもう一度訪れる「法要クルーズ」というものもあるようです。

もちろん、日本全国どこでも散骨してよいわけではありません

自治体によっては条例で散骨を禁止しているところもあります。
詳細は、散骨を代行してくれる業者にお尋ねくださいね。

全ての遺骨をまいてしまうと
あとから心のよりどころがなくなりそう・・・ということから、
一部を残して、手元供養される人も増えています。

海洋散骨のみでなく、ロケットで空にまく宇宙葬なるものもできましたね。

まとめ

供養の場所はどこかに必要です。

亡くなったあと自分は「どこに眠りたいか」の希望を伝えておきましょう。

ちなみに私は、
「夫と一緒の墓に入りたくない」という意思をエンディングノートに書きました。

この場合、自分の墓を用意するか納骨堂、または散骨してもらうか・・考えなければなりませんが。

「必死に伝えれば伝わるもの。
と孔子の言葉にあるんだニャ。

アタシも母ちゃんと一緒のお墓に入れてほしいニャよ。」

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