市販のエンディングノートの中に、
「自分史」や「家系図」のページがあるのを
見たことはありませんか?
これって必要なのでしょうか。
こんにちは。うさです。
お読みいただきありがとうございます。
自分のご先祖さまには
どんな人がいたんだろう、田舎の○○さんって
どんなつながりの人なの?などと
今更聞くに聞けない自分のルーツを考えたことはありませんか?
核家族化が進み、高齢の親族と疎遠になっていると
ますます聞くに聞けない状態です。
どこまで遡るかにもよりますし、
代々話を伝え聞いているならば別ですが、
自分の家系図を完成させるのは大変なことです。
婚姻などで家族が増えるとさらに広がっていきますね。
では、家系図にはどんな必要性があるのでしょうか。
家系図の必要性
家系図は、自分のルーツをたどることができるだけでなく、
相続や贈与、介護や医療などにも役立つものなのです。
家系図を見れば、
自分の法定相続人が分かります。
認知症などで自分で判断できなくなった場合、
後見人選びにも利用できます。
親や祖父母世代で、すでに亡くなっている方があれば、
その享年と死因についても記しておきます。
ガンの中には遺伝が大きく関係しているものがあり、
もしも自分がガン治療をすることになった時に
治療計画の参考になる場合もあるようです。
また、本人が亡くなった後も、遺族が
葬儀や法要で役立ちます。
危篤時や通夜、葬儀、そのあとの法要の時に、
親戚のどこまでを呼ぶのかの参考になります。
このために名前の他に、お付き合いの程度や
人柄などもメモしてあると遺族が助かるでしょう。
おひとりさまの人は、
家系図が用意されていると、もしもの時に
大変役立つことと思います。
家系図を作ってみよう
家系図を作るというと
巻き紙に書き込んでいくイメージがあるのは
私だけでしょうか(笑)
江戸時代に、いやもっと前までさかのぼって調べる…
というならば
日本国内の市町村役場に保管されている戸籍謄、
除籍謄本・改正原戸籍などを取得する手続きを経て
調べることができます。
ただしこれは、ひとりで行うのは難しいので、
専門家の手を借りた方がよさそうです。
相続などのためにも
せめて祖父母の代までは記憶がはっきりしているうちに
まとめておきたいものです。
メモに書き出してみたり、
表を作って書き込んだり、
パソコンで表を作ったり、
方法はいろいろあると思います。
市販のエンディングノートにあるものを利用するのも
よいでしょう。
追加や入れ替えなどで一部を書き直すのが大変ならば、
「1人ずつ1枚の付せん紙に
名前や続柄、年齢などを書き込み並べていく」
という方法もあります。
すでに亡くなっている方には、赤で印をしたり
死因と享年をメモしておきます。
また、お付き合いの程度をメモ書きしておくことも
おすすめします。
緊急時や葬儀の時に、声をかけてもいいのか
あるいは呼ばない方がいいのかの判断ができます。
呼んで欲しくない人には、親戚とはいえ
「呼ばないで!」とハッキリ意思表示をしておく方が
よいのです。
まとめ
自分を中心として、親や祖父母、さらには
配偶者の親世代、親戚を書き込んでいると、
いろいろなことが見えてきます。
相続や葬儀などのためだけでなく
自分はこんなにたくさんの人とのつながりで
生きているんだな…と、感謝の気持ちが生まれました。
今日も感謝して、笑って過ごしましょ!
「アタシのお母さんやきょうだいは公園にいたんだニャ。
そこを今の母ちゃんに連れられてこの家に来たんだニャ。」