【終活】身近な人が亡くなったら③葬儀後の流れは?

こんにちは、うさです。
お読みいただきありがとうございます。

身近な人が亡くなったとき、葬儀を終え
次にすることは,どんなことがあるのでしょう。
四十九日位までにすることを見てみましょう。

身近な人が亡くなったら②葬儀までの流れは?

身近な人が亡くなったら

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Contents

あいさつ回り

葬儀の後、2~3日のうちに
葬儀でお世話になった近所の方や葬儀委員長や町内会長、勤務先などにあいさつを始めます。

葬儀の間お手伝いをしてくださった方へもあいさつに伺います。

初七日法要

最近では、葬儀当日に「繰り上げ法要」として初七日の法要を行うことが多くなっています。

参列者の仕事や都合などを考慮して、葬儀後すぐ7日後に予定を合わせて頂くことが難しいのではと考え、最初の初七日法要を葬儀式中に行うことが定着したようです。

仏教の教えにおいて、故人が極楽浄土へ行けるようにと、死亡してから七日ごとに供養を行います。死亡して四十九日間のことを「中陰」いいます。
その間、七日ごとに忌日として僧侶を招き読経をしてもらいます。
四十九日の忌明けに、親族や親しかった方を招いて法要を営みます。
最初の7日目に行われる法要が、「初七日法要」です。 

ただし、浄土真宗では亡くなってすぐに極楽浄土へ行けるとされているため、初七日法要は信仰を深め故人へ感謝の気持ちを伝えるための場であるとされています。

葬儀後は自宅に、中陰壇(後祭壇)を置きます。

お礼状を出す

遠方からの会葬者や、弔電や供花・供物をいただいた方にお礼状を出します。

式後3週間以内に、できるだけ早く出します。

また、家族葬などで葬儀の連絡を出来なかった方や、連絡を遠慮していた方への死亡通知もこのころに出しましょう。

故人の勤務先の手続き

亡くなった方が生前働いていた場合、
あいさつ回りを兼ねて故人の勤務先を訪ねて、私物の整理や各種手続きをします。

自宅に身分証明書や会社の個人カード(入館証やICカードなど)、書類や鍵など勤務先のものがあれば返却し、勤務先にある私物を持ち帰ります。

給与清算・退職金・社会保険や厚生年金などの確認

故人の勤務先を訪ねたときに、他に確認することは

①退職金の有無

②最後の給与

③社会保険関係

④会社で加入していた生命保険関連

⑤社内預金の有無

などがあります。勤務先の担当者に詳しく聞いてみましょう。

香典返し(茶の子)をする

四十九日の忌明けまでに、頂いたお香典のお返しをします。

故人の供養へのお礼として贈るものですが、
一般的には「半返し」といって、香典金額の半分程度の品物を贈るようです。

あいさつ状を添えて、訪問でまお渡ししたり、遠方の方には発送します。

即日返し
最近では葬儀の時にお返しする「即日返し」(「当日返し」とも)という方法もあります。
葬儀後の忙しい中で、香典返しの品を選んだりする手間を省くことができます。
また葬儀時に記帳していただいた住所に不備があった場合に、お返しの品を発送先が分からず確認しなければならない…などという手間を省くこともできます。

地域によっては風習などで即日返しが一般的でない場合もあるので、確認することも必要ですが。

四十九日(忌明け)法要の準備

四十九日は仏教用語のひとつで、死後49日目のことをいいます。

宗派によって違いはありますが、
この49日の間に、極楽浄土に行けるかどうかの「お裁き」が行われるといわれます。
このお裁きは、7日ごとに7回あります。

そして7回目、49日後に仏の元へ向かうとされています。
遺族は7日ごとのお裁きの日に法要をして、故人が極楽浄土に行けるように祈ります。
祈ることで故人の善行を足していくという意味で、「追善法要」ともいわれています。

六七日までは遺族のみでお祈りし、最後のお裁きの七七日・四十九日は
僧侶を呼んで読経していただくことが多いようです。

会場の決定・準備

法要を行う会場、日時を決めて、僧侶と相談します。

誰を呼ぶのか招待者を決めて連絡をします。

会食や茶の子(引き物)の手配をします。

埋葬料・葬祭費の受け取り、保険や年金の手続き

亡くなった方が国民健康保険に加入していた場合、葬祭費が支給されます。

勤務先で健康保険・労災保険に加入していれば、埋葬料、葬祭料が支給されます。

この他に、生命保険の受け取り手続きや、国民年金の手続きなど
各種手続きを進めていきます。

遺品の整理など

生前に使っていた物を整理して、形見分けするものを選びます。

保存しておくもの・処分するものとを分類して、少しずつ整理を始めましょう。

その他 まとめ

この他に、本位牌や仏壇の準備をしたり、
四十九日あたりで納骨する場合はその準備をします。

仏壇やお墓は、ないからといって慌てて用意する必要はないので、落ち着いてからゆっくりと検討してもよいものです。

身近な人が亡くなったら、短期間にいろんな「すべきこと」があります。
悲しみが深い中ですが、期限のある手続きもあるので、
メモをしたり一覧表にしたり、少しずつでも進めましょう。