人生最後の日。その日の朝まで、自分で朝食を作り家事を楽しみ、
猫を愛でながら自宅で静かに最期を迎えたい…
というのが私の夢描く最期の迎え方です。
近年では、自宅ではなく、病院や施設で最期を迎える人が多くなっています。
こんにちは、うさです。
お読みいただきありがとうございます。
数年前に、療養中だった父が他界したとき、最期は病院で看取りました。
この後、親族への連絡と並行して通夜や葬儀の段取りのために葬儀社を決めなければならなかったのですが、私の場合は母も同意のもと、私の勤務先に即決しました。
迷わず勤務先に連絡して、搬送から葬儀までの手続きを終えました。
通常の場合、人が病院や施設で亡くなったらどんなことが起きるのでしょう。
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病院で亡くなると、臨終後1日以内に遺体の搬送が必要
病院で身内が亡くなった時、遺体を病院内の霊安室に安置していただきます。
この後、病理解剖などが行われない場合、通常数時間以内に遺族が引き取り、遺体の搬送が必要となります。
ご遺体を背負って自宅や葬儀の場まで運ぶわけにはいきません。
横向きに固定できる車があるならば、遺族でも搬送は可能ですが、実際には不可能ですよね。
ここで近隣の葬儀社の方が「遺体の搬送から葬儀までをお手伝いします」と、
病院に出入りしている葬儀社さんが現れることがあるようです。
遺族としては、ここでこの業者さんにお任せしなければいけないのでしょうか?
断ると病院に対しても申し訳ないのでしょうか?
葬儀社選びは遺族が決めましょう
故人が生前に葬儀社を決めていたり、遺族に決めた葬儀社があるならば、
病院での葬儀社さんは断りそちらに連絡して進めればよいですね。
あらかじめ決めている葬儀社はない場合や即決できない場合、または
「とりあえず自宅に搬出・安置して、それから決めたい。」
こんな時にはどうしましょう。
搬送だけをその業者さんにお願いして、
「葬儀はあらためて検討」と伝えることができます。
必ずしも「搬送をお願いした葬儀社で葬儀までの依頼をしなければならない!」
というわけではありません。
ここでもしも難色を示すならば、他の搬送業者を探して依頼したほうがよさそうです。
通常は、搬送料金を払えば、指定した場所に搬送し安置してもらえます。
搬送場所を決めておかなければ大変
さて、ここで問題となるのは
「どこに安置するか」となります。
いったん自宅に連れて帰り、畳の上に寝かせてあげたいので自宅に安置したい。
それが可能ならば問題はありません。
自宅に安置して別れの時を過ごしたいと思うけれど、現実には無理だという場合もあるでしょう。
自宅以外の場所に安置するとなれば、葬儀社が紹介してくれる遺体安置所に運ばなけらばならなくなります。
病院常駐の葬儀社を選ばないとなると、その時点で業者を決めておかなけらばなりませんね。
とりあえず病院常駐の葬儀社の安置場所に安置していただき、
それから葬儀のための他社を探す…
ということももちろんできますが、なかなかむずかしいのではないでしょうか。
事情によっては、火葬場が混んでいてなかなか予約がとれず、
葬儀を先延ばしにしなければならないこともあります。
その日まで葬儀場によっては遺体を預かってもらえないという場合もあるかもしれません。
いろんな事態を考えて決めなければなりません。
臨終から安置までを短い時間に判断しなければなりません。
身内が亡くなって混乱している中で、
複数の葬儀社を比較検討したりするのは、実際にはなかなか難しいことです。
病院の出入りの葬儀社で葬儀しなくてもよい
必ずしも病院の出入りの葬儀社で葬儀まで依頼しなくてもかまいません。
あ、もちろん出入りの葬儀社が、故人や遺族があらかじめ決めていた葬儀社ならば話は別ですよ(笑)
遺体の搬送先が決まらず、混乱を避けるためにも
生前に葬儀社を決めておいて、自分らしい葬儀をする準備をしておくことは大事だなぁということです。
まとめ
病院に出入りの業者に遺体の搬送を依頼した場合でも、別の業者に葬儀を依頼できます。ただし事前の準備が必要となるよ…というのが今回のタイトルの答えです。
安置する場所を考えて、事前にいろいろな葬儀社を見て検討しておくことがやはり必要なようですね。
葬儀社選びのコツはどんなことなんだろうな…。
これはまたの機会にします。
「お前の道を進め、人には勝手なことを言わせておけ。
ってダンテって人が言ってたらしいニャ。
母ちゃんは家族に“食べすぎ!”って言われても聞く耳持たずに我が道を行ってるから、体重計に乗ったあとでため息つくことになるんだと思うんだけどニャ…。」