【終活】エンディングドレス(死装束)を考えようかなと思ってます

いつか訪れるその日に・・
あなたはどんな格好で旅立ちたいですか?

こんにちは。うさです。
お読みいただきありがとうございます。

今回は、旅立ちの時の衣装・エンディングドレス(死装束)の話です。

最期にいわゆる死装束を身にまとい、または生前よく着用していた服を親族が選んで
上に掛けたりして棺の中におさまります。

最近では、ウエディングドレスを自分で選ぶのと同様に、死装束を自分で自由に選んで
用意しておく「エンディングドレス」というのがあるそうです。

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Contents

白装束の意味

仏式の葬儀の場合、お遍路さんのような旅支度「仏衣」を用意するのが
一般的です。

これは、江戸時代の檀家制度のなごりのようで、
「一生に一度は善光寺参り」という言葉があるように、

亡くなる前に善光寺に行くことや四国巡礼をすることで、
来世での平穏が達成できるという教えが広まりました。

その白装束を模して今のような白装束が旅立ちの姿として広まったようです。

筆者も数年前に(バスツアーではありますが)四国八十八カ所を巡礼にハマりました。
一度巡ると何度も回りたくなります。
仕事の都合で最近は巡礼していませんが、また行きたいな…と思います。

話がそれましたね。
死装束は、生と死とを分けるために、昔から新しいものを用意されていたようです。

白装束の内容

白装束の内容

・天冠

閻魔大王に失礼にあたらないようにつけるもの。
三角布や頭巾、サージなどと呼ばれています。

・経帷子

経文や梵字を記した着物のこと。
生前は合わせを右前に着用しますが、
経帷子は左前に着せます。

・帯

縦結びにして締めます。

・草履・手甲

現世と来世との違いを示すために
左右を逆に履かせます。

・頭陀袋

修行僧が托鉢や旅の時に持つ袋のことで、
あの世に旅立つために持たせるものです。

・六文銭

三途の川の渡し賃が片道六文なので
片道分の賃金として入れるとか、
あの世の道中で困らないように
という意味から

紙でつくったものをおさめます。

元々は、中国の、死者があの世で困らないように財産をもっていかせる
という発想から伝わったもののようです。

どこで手に入れる?

上記のほかに杖や数珠を棺の中に入れます。

これらは通常、仏具店などで購入できます。
また、葬儀の時に葬儀社での購入もできます。

素材により違いますが、シンプルなセットで、3,000円位からあるようです。

自由なエンディングドレス(死装束)

長寿の双子姉妹として話題だった「きんさんぎんさん」の妹の蟹江ぎんさんは、

亡くなる50年前にご自分のエンディングドレスともいえる死装束を用意されていたそうです。

白装束を仏壇の奥に大切に納めていたそうですが、
その後50年を経て亡くなった時に、家族が出してみると、黄ばんでいたそうです。

そこで、普段参拝時に着用されていたものを正装として、
ぎんさんが用意した白装束も一緒に棺に納められたそうです。

このように、ご自分で用意されたり、著名人ではお気に入りのステージ衣装や、
ユニフォーム、トレードマークだった服をエンディングドレス(死装束)として用意された方もいらっしゃいます。

最近では、タレントのやしきたかじんさんの旅立ちにはテレビ番組で着用するはずだった真っ赤なジャケットをご家族が選ばれたのが印象的ですね。

ですが、自分のエンディングドレス(死装束)なので
生前に自分で用意しておく
というのも終活の一部に考えてみたいものです。

素材や色にこだわろう

あなたは、どんなエンディングドレス(死装束)を選びますか?

「普段着たことがないから真っ赤にしよう」

「ウエディングドレスを着られなかったからドレスを着たい」

「金銀のきらびやかなお姫様になりたい」

「大好きなキャラクターのコスプレで」

「年相応に落ち着いたものを」

はい、自由です。楽しくなってきますね。

ここで、いくつか注意したいことがあります。

素材が化学合成繊維だったり、金属のボタンや部品などが
沢山ついていたりすると燃え残りがあったりするので、素材なども考慮する必要があります。

また、眼鏡のフレームやレンズなど、直接身体につける
ものの中には溶けて骨に付着してしまうので注意が必要です。

素材や使われている付属品も考慮して選びましょう。

新たに作らないけれど、どうしても死装束にしたいお気に入りの衣装がある。
けれど沢山金属の装飾があるから火葬が無理かも・・・。
そんな時には写真に撮って一緒に棺に納めるのもひとつの方法です。

フラメンコ衣装

あなたらしいお気に入りのエンディングドレス(死装束)で、
旅立ちの用意をしましょう。

それをエンディングノートなどで伝えておきましょう。

私は、エンディングドレスとして、フラメンコ衣装を用意しようと思います。

足元にこっそり、四国巡礼の白装束と納経帳を入れてください。

母ちゃん、その衣装は何年前のものだ?
その時の体型に合わせて作ってもらったものじゃニャかったか?

今はぜったいに入らニャいよ?
「その時」までに今日からダイエットだニャ。
あと50年位先だけどニャ。